この度はいろいろ御世話になり、本当にありがとうございました。ニュージーランドの旅、今回はハネムーンだったわけですがおかげさまで満喫する事ができました。4日間、幸運にもダニエルのガイドで釣行することが出来て、私達にとって本当に楽しい想い出となりました。広大な大自然の風景の中、至る所にヒツジや牛、鹿、馬を見ながらのんびりと釣りを楽しみました。 天候、コンディションはあいにく厳しい状況が続き、暴風、濁流、稲妻、ヒョウが降る、大雨、時折晴れ間といった状況。晴れ間のうちに竿を振り、釣る。風が吹いて、雨が降ったら待つ。この繰り返しでした。これは自然の中での事ですし仕方がない事。そう思いつつ竿を振りました。日本ではルアーすら投げずにあきらめてしまうような、川の水の色、台風の中で釣りをしているような感じでしたが、それでも次々に釣れるということには驚かされました。魚がよほど多いんだなぁと・・・。 増水している事で、良い状況になっている川もあり、ダニエルが次々とポイントを案内してくれました。聞くと、先週の雨で大水が出て、二百メートル近く川から離れた所まで水が出たようで、かなり岸がえぐり取られている川がありました。そうしながら、しばらく釣り、雹が降り水温が低下したと見ると次のポイントへ。移動しても上流の山の雷、雨の降り具合を考え水が濁ってきたら、次の川へという具合に移動を繰り返しました。 「これでも夏だからね」というダニエルの言葉、手がかじかむ寒さの中での釣り。これも楽しい経験でした。風とヒョウに背を向け、ペンギンのように立たずむダニエルと奥さんの写真もお送りします。 初日のマタウラなども増水による、濁りはありましたが、ここはルアーにはとてもよい状況でした。「魚影は少なくてもいいから、大きな魚が居るところを」という私達の生意気なわがままを受け入れてくれ、次々にプライベートなエリアを案内してくれ、ほとんどアングラーズアクセスは使わなかった感じで、いったいいくつの鍵を持って居るんだろう???といつも不思議でした。シートラウトの遡上する河川、牧場脇を流れる川、山へ向かい、谷の中の川など本当にいろんなポイントを4日間、回りました。二人の釣りのスタイルを見ながら、スタイルに合ったポイントの選択、濁りの中でも魚を探して見つける目のよさ、ファストウォーターを探し、少しでも状況の良いポイントを探し出す、本当のプロガイドの素晴らしさを見ることができました。 釣果のほうは、4日間であわせて50匹以上キャッチする事ができ、サイズも45cmから60cmの間の型の良い魚を数多く釣ることができました。バラした魚も倍以上の数がいましたから、厳しい状況から考えると、想像以上に魚影も濃く、数はまずまず出たようです。厳しい状況でも数多くのポイントを知る、名ガイドのダニエルだったからこそ、このように釣れたんだろうなぁと、ひたすら感謝。 いつも二人がやっているルアーのイワナ釣りと同じスタイルで少しスローな感じがぴったりはまりました。時折、小さな魚がかかると「ヤマメサイズ!!」「イワナサイズ!!」「ルアーと同じサイズじゃない?」とダニエルからの楽しい冷やかしもあり、いつも楽しく釣りが出来ました。ダニエルの楽しい話を聞きながらの昼食。お手製サンドウィッチがとてもおいしく、毎日楽しみでした。 目標だった大きな魚。この点でも60cmの魚を二人ともキャッチできたので、大満足でした。中にはこれ以上に大きな魚もかかっているので、これは次回のお楽しみということで、また行ってみたいと思います。特に奥さんは、最終日のラスト5分で大物をキャッチ。大感激でした。 今回の釣行で、一番難しかったのは暴風の中のキャスト。警戒心が強い魚だったのでココというポイントには一発で決めないと、難しい状況が何度もあり、オーバーハングした木の下、対岸のバンクなど一発目で食いそびれると、次は出ないということが多々ありました。ただ、決まれば着水と同時に食いつきました。風はいつも強いという事を聞いていましたが、ココまでとは・・・と痛感しました。 4日間を通して、親日家の腕利きガイドのダニエル、そして大自然の中での釣りはとても楽しく、そして滞在したゴアの田舎町ものんびりとした時間を感じさせてくれて、素晴らしい想い出になりました。最終日のクライストチャーチ観光でついてくれた日本人ガイドさんもとてもやさしく、自分のお気に入りプライベートスポットまで案内してくれて、とても親切でした。ニュージーランドの人々の暖かさ、気さくさも想像以上で、日本語で挨拶してきてくれたり、質問や写真をお願いするときも快く笑顔で受け入れてくれました。 ぜひまたニュージーランドに行ってみたいと思います。本当にわがままな私達の要求を受け入れて頂き、手配してくださった事に、大変感謝しております。次回、ニュージーランドに行く際には、またよろしくお願いします。本当にありがとうございました。 |