フライフィッシャー最高のターゲットであるボーンフィッシュは、そのファイトと魚体の美しさで世界中のフライフィッシャーを魅了しています。南国の楽園ここオアフ島のボーンフィッシュのアベレージは5lbs〜7lbs
ととにかく巨大で、リールのドラグを強くしすぎると、ロッドを折られてしまう程のパワーとスピードを持っております。バハマやクリスマス島ではおそらくトロフィーサイズであろうボーンフィッシュを、ここハワイでは手にする事が出来るので全く驚きです。フッキング後はボーンフィッシュ特有のジェットランが始まります。フライラインが水面を切る「シュー」と言う音とリールの逆回転音が最高に気持ちいい瞬間です。ボーンフィッシュが爆走している時に、うっかりリールのハンドルに触れてしまうと、指を打撲してしまう程のリールの回転スピードです。
ハワイのシャローは珊瑚とサンドのボトムから形成されており、特に珊瑚ボトムののシャローでは、ボトムの珊瑚の色とグレアの為、ガイド無でボーンフィッシュを見つけるのはなかなか難しいでしょう。その様な状況の中で、フィッシングガイド゙は確実に魚を見つけてくれます。「今、30mのところをクルージングしてこっちに向かってきている。今、20m。15mの所にハイキャスト!!リトリーブ・・リトリーブ・・リトリーブ・・・チェイス・・チェイス・・・・ストライク!!」といった具合にボーンフィッシュをいち早く見つけ確実な指示を出してくれます。2日間も珊瑚ボトムのシャローで釣りをしていると、かなり目も慣れてきて、ガイドが指示した場所にボーンの影を見る事が出来るようになります。そうなると、魚の動きを自分で追い、更にベストなポイントへフライをプレゼンテーション出来る様になります。正にサイトフィッシングです!。朝や夕刻、又は、潮が引いているときや満ち始めている時などは、シャローで数多くのテイリングボーンフィッシュを見る事が出来ます。このテイリングボーン(ボーン特有の大きな尾びれを水面上に出して、ボトムの餌を捕食している状況)を釣るのは最高にスリリングでエキサイティングです。大抵2〜3匹のスクールでテイリングしており、ゆっくりボーンの進行方向と風向きを考えストーキングしながらボーンに近づ来ます。ボーンの進行方向3m位を目安にフライをキャスト。このときにボーンフィッシュに気付かれてしまうと、狙っていたボーンフィッシュを逃がすだけでなく、周りのスクールまで逃がしてしまうので、十分な注意が必要です。リーダーとティペットのターンが非常に大切な一瞬です。キャストが成功し、ある程度フライがマッチしていればあとは確実にバイトしてくれます。ボーンの口は非常に柔らかく針が刺さらないという事はありませんので、ロッドを立てて合わせるのではなく、ラインを手前にひいてフッキングさせます。
ボーンフィッシイングはフライのプレゼンテーション・ストーキングと言い、かなりトラウトフィッシングと似た要素が多く含まれているフィッシングであります。非常にスプーキーな魚で、あのパワーですので、トラウトのようにそう簡単にはいきませんが、トレバリーより遥かにスピード感を味わう事となるでしょう。
ハワイには勿論、サンドボトムの広大なフラットも広がっており、最高のロケーションの中で、釣りをする事が出来ます。是非ボーンフィッシングのジェットランをご堪能下さい!!
秘境カウアイ島の手配も承ります。 (カンパチ・GT・カジキ等) |
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