ニュージーランド南島の北端に位置するネルソンは、ニュージーランド国内で最も日照時間が長く、大変温暖な気候に恵まれている為、「サニー・ネルソン」と言う愛称を持っております。芸術家が多く住んでいることでも有名で、ネルソンの街中には数多くの工房が立ち並んでおります。ニュージーランド国民へのアンケートで、国内で最も住みたい場所はネルソンが一位となっております。ニュージーランドは本当に素晴らしい国ですが、そこに住むキューイたちも憧れる住みやすい温暖な気候と、素晴らしい自然環境がネルソンには広がっております。

この周辺には、大小無数の河川が存在します。川の水は、いわゆるジンクリヤーで、驚くほどの透明度を誇っており、各河川によって水に含まれる鉱物などの成分が微妙に違う為ボトムのカラーは様々です。自然環境は弊社のウェブサイトでご紹介している、ウェストコーストとほぼ変わらないロケーションで、ニュージーランド特有の木々に囲まれた大変魅力的な肥沃な自然環境が広がっております。弊社では、約４年前に、１ヵ月半程ウェストコーストとネルソンを釣り歩きましたが、ネルソンの方が遥かに人工が多く、釣り人のプレッシャーが高と感じました。その為大型の鱒を釣るのであれば、それなりに時間を掛けて、奥地へ入る必要があります。ネルソンの魚影はさほど濃くありませんが、行く場所を選べば大物が生息しております。このエリアの釣行で最も注意したいのは、雨が降ると短時間で河川の水量が一気に増水する事です。

このエリアの釣りは南島特有のサイトフィッシングで釣り上がります。勿論、ブラインドフィッシングも致しますが、基本的にどんどん上流部へ釣り上がリ、瀬の中にいる鱒やフリーストンの流れの中の石裏に付いている鱒、水面直下で餌を捕食している鱒を狙い撃ちする釣り方です。鱒のサイズは下記の写真にも有る様に、大型の鱒を釣るチャンスが非常に多いエリアとなります。何故大型の鱒が釣れるのか？それは釣りに行くエリアが山岳渓流で、北島のネーピアやヘリフィッシングのポイントの様に、本流からスポーニングの為に支流に遡上してきた鱒たちが、そのまま居ついてしまった場所が数多く存在するからです。
北島・南島共に、大型の鱒は、４０ｃｍクラスの小型の鱒のように簡単では御座いませんが、小型の鱒をいくら数多く釣っても何か満たされないアングラーの気持ちを、一匹の大型の鱒は満たしてくれます。

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